久保 左文
<竹茗堂 左文・奈良県>
茶道の歴史の中で確立された茶筌・茶杓。茶筌の繊細な曲線が、抹茶のふんわりと空気を含み、細やかな泡を生み出す。 随所に宿った職人の技が、日本の伝統工芸ならではの美しさを誇る。 この茶箱では、ぜいたくに茶杓は煤竹(すすたけ)、茶筌は黒竹を材として選んだ。 茶筌の糸色は八宝茶箱のベースカラー、江戸紫と若草の2色を3本ずつ使いこだわりの6本掛けとした。 また茶筌を納める茶筌筒には、茶筌の糸と同色の梅結びの水引きを配した。
茶道の歴史の中で確立された茶筌・茶杓。茶筌の繊細な曲線が、抹茶のふんわりと空気を含み、細やかな泡を生み出す。 随所に宿った職人の技が、日本の伝統工芸ならではの美しさを誇る。 この茶箱では、ぜいたくに茶杓は煤竹(すすたけ)、茶筌は黒竹を材として選んだ。 茶筌の糸色は八宝茶箱のベースカラー、江戸紫と若草の2色を3本ずつ使いこだわりの6本掛けとした。 また茶筌を納める茶筌筒には、茶筌の糸と同色の梅結びの水引きを配した。
右:二十四代目 久保左文氏 左:二十五代目
<竹茗堂 左文・奈良県>
1633年(寛永10年)創業。二十四代目当主にして、茶筌師。現・高山茶筌伝統工芸士会会長。 前・生駒商工会議所会頭、元・奈良県高山茶筌生産協同組合理事長として尽力する。2015年、秋の叙勲で「旭日小綬章」受賞。
※商品の特性上、サイズや形状、色味、風合いなどは一つ一つ多少異なります。
茶碗に張ったお湯の中で、シャカシャカと軽く動かします。そのことを「茶筌通し」といいます。こうすると乾燥している竹製の茶筌に水分を含ませることで、抹茶が、中まで入り込まなくなります。また、水分を含んだ状態は、竹がしなやかになるため強度を出て折れにくくなります。これらは、清潔に長くお使いいただくための昔からの知恵です。
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