「花結木 ーはなゆうきー」は、株式会社高橋建築(HP)の雑貨部門としてスタートしています。
高橋建築は、創業から50年以上、国産の檜や杉にこだわって本格木造住宅を建ててきました。
この檜や杉は先代から続く取引先、奈良吉野の「森庄銘木産業」から届けられます。
4代目の森本達郎さんは日本の森を知ってもらうための活動として
「各地での講演」や「森庄森林ツアー」「森の担い手育成」を行っています。
「ぜひ森を見に来てください」森本達郎さんの一言が吉野の森との出合いでした。その森で人の手が入り、整えられた立木の美しさを知りました。 日本には遥か昔に人が開拓した森が各地にあります。
彼は、一度人の手が入った森は、自生している森とは違い、人が手入れをしなくなると荒れてしまうと教えてくれました。 そして彼は、その仕事をする自分たちのことを山守だと言いました。
山守の仕事は、今ある森を育み、何十年も先の森を作ることです。
僕たちの先祖もずっとそうしてきたから、この森があるんです。
僕たちが植えた檜や杉の苗木が成長した姿を見るのは、次の世代の人たちです。
この何十年も先の森を育むというすばらしい仕組みは、輸入材に押される建築事情や山守の人材不足により危機にさらされています。
一方、私たちのモノづくりは「2つの『何とかしたい』ことへの思い」が始まりでした。
この思いが原動力となりオリジナルの「木の香りや温もりを感じる雑貨」が誕生しました。 その森本さんから、高橋建築に納品する住宅資材を切り出した檜(ひのき)の材は、残した部分も余すところなく使われているという話を聞きました。 その言葉に興味を持ち、出会ったのが吉谷木工所の吉谷さんと八宝箱。そこから八宝茶箱と8つの宝物のストーリーが生まれました。
森からはじまったこのストーリーを森に返したいと考え、「八宝茶箱」の売り上げの一部を、これからの山守の育成に使っていただきたいと願っています。 日本には、木を守るための仕組みが受け継がれてきましたが、私たちは日本の木を使い続けるためには、植林活動に加えて、次世代の山守を育成することが必要だと強く感じています。 どのような活動に使っていただけるのか、詳細は今後もこの「八宝茶箱」ホームページにてご報告していきます。
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